定年を考え始める今!感じる不安材料
・50歳を超えそろそろ「定年後について考えなくては!」と思う
・職位や収入面での高止まり感からモチベーションが上がらずモヤモヤしている
・年下のチームリーダーと意見が合わず、ストレスが溜まっている
・今まで頑張ってきたことを、会社はきちんと評価してくれるか不安
・このままの業務で年齢を重ねていいのだろうかと漠然とした不安感もある
50歳を超えるあなたに求められること
~ シニア予備軍として考えるべきこと ~
「状況受容型キャリア」
⇩ <転換>
【自律型・変化対応型キャリア】
ビジネスパーソンとしてのリソースが最大になる50歳代だからこそ、その後の役職定年や定年退職後、培った実績やスキルを活かしながら、過去の立場・役職にこだわらない柔軟な働き方によって自らの価値を発揮し、組織に貢献できる人材であり続けるためのスムーズなキャリアシフトチェンジを意識していきたいと思います(今までの「状況受容型キャリア」から自らが仕事を見つけていく「自律型・変化対応型キャリア」への転換)
日本マネジメント協会ではプラットフォーム能力の醸成を提唱しています。
「プラットフォーム能力」とは、心身ともに健康であること、働く意欲があることが前提に、
・「気持ち切り替え力(態度)」過去に囚われず、新しい役割に前向きに向き合うことができること
・「ヒューマンタッチ力(行動)」新しい役割に合わせて、職場の若い同僚と水平的な目線と姿勢で人間関係を構築できる力
・「お一人様仕事遂行力(スキル)」元部下や若い同僚に頼らずに、自分の担当する仕事を一人で遂行するためのITなどの
テクニカルスキルを持っていること
の3つの能力から成り立っています。
~ キャリアの棚卸し(自己の再評価・自己理解) ~
あなたの「Will(したいこと)、Can(できること)」
Will(何をやりたいか)、Can(何が出来るか)を自身のキャリアを振返り、紙に書き出してみる!
(1)経験・スキルから棚卸しする
・職歴(職種経験・業務経験 等)
・スキル(資格・知識・技術 等)
・経験(研修会等での出会い・出来事、チーム等
で取組んだ事 等)
・実績(表彰された事、一番になった事 等)
(2)自分の強みを言葉にする(言語化する)
棚卸しを行った(1)を書き出し、これまでの経験を分析することで、あなたが大切にしてきたことは何か、身についた能力・スキルは何か、あなたの価値観の傾向が見えてきます。
(3)具体的なエピソードを交えて整理する
嬉しかったこと、楽しかったこと、充実感を感じた出来事、など
あなたの「Must(すべきこと・期待されていること)」と役割認識
役職定年や定年退職の後、再雇用等で仕事をする場合、勤務先(所属部署の上司など)から期待されることは何か?
その時、あなたのMust(すべきこと)を現在のCan(できること)からWill(したいこと)を交えて考えてみる!
(1)Must(すべきこと・期待していること)
・プラットフォーム能力(※)を高める
~ ●気持ち切り替え力 ●ヒューマンタッチ力 ●お一人様仕事遂行力
・若手社員とのコミュニケーションを図る傾聴力を磨く
・スキルを活かし、専門性を高めて社内での位置を確立する
・現在の担当業務と並行して次のステージの準備をする
(2)役割認識
・「責任ある仕事」から「一担当者(プロ)としての仕事」
への役割転換 ~ ~培ったスキルを活かした専門職
・後輩管理職の良きアドバイザー
・経験・スキル等のノウハウを伝え育成する
(※)プラットフォーム能力 日本マネジメント協会「シニアが活き、シニアを活かすための提言」(「賃金事情」No.2634~2641)より 引用
「キャリアデザイン」とは将来のなりたい姿やありたい自分を実現するために、
自分の職業人生を主体的に考え、設計し、実現していくこと
キャリアデザインを考えることは
・興味(好きなこと)
・能力(知識、スキルを持っていること)
・経験(過去の職業経験からえられたこと、キーパーソンとの出会い)
・価値観(重要だと信じていること、ありたい姿) などを 明確にすることです。
「定年後に備え 今から始めるネクストキャリア」では、役職定年後、定年後(再雇用後)のキャリアについて、上記にプラ死して、これからの「 Will, Can, Must 」やあるべき姿を一緒に考え、明確にしていきます。
「キャリアコンサルティング」とは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うこと と厚生労働省は定義しています。
株式会社日本マンパワーでは、キャリアコンサルティングとは、相談者の成長を促す働きかけ。相談者が経験から学ぶことを支援し、自己概念の成長を促す働きかけこそがキャリアコンサルティングの本質と言っています。
自己概念とは
JCDA(NPO法人日本キャリア開発機構)では
① 自分が自分のことをどう思うか
② 自分はどうありたいか
③ 自分が周囲からどんな風に思われているのだろうかという自分に対するイメージ と定義しています。
更に、JCDA立野会長はCDA友の会向けの会長便りの中で、自己概念について、
「『ありたい自分』に意味づけられたその人が『良い』としている『もの』の見方・考え方」と述べています。
私はこの説明が最も解りやすく感じています。
そして「キャリアコンサルタント」とは、キャリアコンサルティングを行う専門家です。
ミドルを超えるあなたのキャリアコンサルティングは上記にプラスして「自律型・変化対応型キャリア」を目指すためプラットフォーム能力を高めていく支援を行っていきます。
キャリアコンサルティングを通して、私(キャリアコンサルタント)は、あなた(相談者)が自分自身と向き合い、自身の価値観・人生観を再発見し、自己理解を深める方向へ導いていきます。あなた自身が自らの価値を見出し、
「やればできる」という自己効力感を持って仕事に臨むことが出来るように支援を行ないます。
キャリアコンサルティングの効果
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